■ 鹿革ブレスレットの仕立て~編むまで
鹿革は写真のように特に毛羽立ちがすごく出て、パサパサな状態です。
触ったことがある方はわかると思いますが、「鹿革はこれが嫌だ」という方も多いと思います。
よりナチュラルな雰囲気に仕上げるならそのままでも良いのですが、パサパサ落ちてそれが洋服や色々な所につくのは結構やっかいなんですよね。
Takumiではこの毛羽立ちが出ないように床面(革の裏側)を1本1本処理します。
「トコノール」という天然糊で毛羽立ちをおさえ、1本1本下地を作ります。
色によって小分けにしています。(他の色のパサパサがくっつかないように)
10分ぐらい乾かして、
次に革を薄く1本1本漉き(すき)ます。
一度最初に毛羽立ちを抑えておくのはこの漉き作業を出来るだけ均一にする為でもあります。
コンチョに引っ掛けるワッカの部分は強度が欲しいので漉きません。
手漉きの場合とても地味な作業ですが、作りによってこういった細かい部分の厚みを調整できるのでとっても大切な作業です。
漉き作業をすると、パサパサはまた出ますので、再度処理をして乾かします。
鹿革はヒト編みヒト編み均一に、がっちりテンション(力加減)をかけていきます。
そうすることにより、より強靭な編み込み紐になります。
編み込みたては若干「ツン」としていますが、数回使用するとすぐに柔らかくなります。
編み込むまでの仕立ては、地味な作業ですがとっても大切にしています^^
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工房
Takumi 「鹿革を編む」 オーダーメイド レザーブレスレット專門店
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村澤 巧 ・ あゆ
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